抜歯即時インプラント /小臼歯 50代女性 伊丹市
2021年9月27日
こんにちは。のまきたパーク歯科矯正歯科です。
今回は下顎5番に抜歯即時インプラントを行なった方をご紹介致します。
この患者様は右下5番(第二小臼歯)の動揺を主訴に来院されました。
CT撮影を行うと歯根の外側の骨が大きく吸収していました。
歯周病検査用の細い道具を挿入すると、歯根の先端付近まで入って行きました。そのため歯根破折と根先性歯周炎と診断し、抜歯は避けられませんでした。
抜歯後の選択肢として、インプラントかブリッジの2通りが考えられます。
ブリッジは前後の健康な歯を削らないといけない事と、年数が経つとトラブルが起きやすいデメリットがあります。インプラントは健康な歯を削る必要はなく、天然の歯と同じように噛むことができます。外科処置をしないといけないという点はブリッジや入れ歯と違う点ですが、メリットが大きい治療です。以上の事を患者様にお伝えすると、インプラントを選択されました。
外側の骨が吸収しており、抜歯即時インプラントを選択するかどうか迷う歯科医師の先生もおられるかと思います。ですが、CTにより正確に診断すれば抜歯即時インプラントの適応だとわかります。抜歯即時インプラントを選択する事により、外科的な侵襲が大きい骨造成を避けることができます。術後のCTを見れば分かりますが、インプラントの周囲に骨があり安定している事が分かります。インプラントのかぶせ物はジルコニアセラミックで作製し、歯周病になりにくいスクリュー固定式で装着しました。
体の負担が少ないインプラント治療をご希望の際はインプラントを専門に行う当院にご相談ください。